SERENNOA
居るのはつらいよの表紙

居るのはつらいよ

2019東畑開人

368ページ・読了目安 6時間

じんわり疲れた夜でも

この作品について

京大で博士号を取った臨床心理士が、沖縄の精神科デイケアに就職する。セラピーをするつもりだったのに、求められたのは「ただ居ること」だった。役に立たない時間を4年間続けた記録。

  • 第19回 大佛次郎論壇賞
  • 医学書院「シリーズ ケアをひらく」・368ページ

読むタイミングの処方箋

読むべきタイミング

成果を出せていない自分を責めている時に。「ただ居る」ことに意味があるのかを4年かけて考えた本なので、生産性で自分を測るのをやめたい人に効きます。学術書の棚にありますが読み物として進みます。

今は見送るべきかもしれない時

後半は制度と経営の話に踏み込みます。癒やされたいだけの時は前半で止めても構いません。

いま、この作品に出会う理由

理不尽な対応に疲れた時に読みたい

効率と成果で人を測る場所にいることのしんどさを、4年かけて考えた本。理不尽の正体が制度側にある時に。

そっとしておいてほしい

自信をなくした

何もできていない時期の自分を、無能ではなく「居る」人として見直させてくれる。頑張れとは一度も言ってこない。

そっとしておいてほしい

仕事に疲れている

役に立っている実感がない仕事を、それでも続けることの意味を考え抜いた本。効率で殴られ続けた後の、解毒に近い読書になる。

そっとしておいてほしい

基本情報

  • 出版医学書院
  • 刊行2019
  • 分量368ページ・読了目安 6時間

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